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森林浴=リラックス の理由

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多摩湖自転車道

昔から芸術家の多くは、緑の森などを好み散策しながら作品のヒントを得てきたと思う。あのベートーヴェンも散歩好きで、お気に入りの場所があった。そこで多くの楽曲のヒントが得られたようだ。日本を代表する作曲家武満徹氏も現在の作曲スタイルを確立したきっかけが、いつもの散歩コースで風の音や木の葉が揺れる音などの自然の音を音楽にすることを思いついたことだったと聞いたことがある。


芸術家はいつも創造のストレスにさらされているが、このような散歩で自然の樹木や木の葉の匂い、音などに癒されリラックスして想像力を掻き立てられてきたのであろう。

ところで、森林浴などの言葉があるように、何故人間は、森林や緑の公園などでリラックスするのか。

実は、樹木が発する化学物質に「フィトンチッド」がある。これは、カビや細菌などの微生物の活動を抑制する働きがある。殺菌力を持つ揮発性物質だ。1930年ごろロシアの博士が、植物を傷つけると周囲の細菌が死ぬ現象を発見し、何らかの揮発性物質を植物が放出したためだと考え、命名したという。

研究が進み、植物の精油に含まれるテルペノイドなどには殺菌力を持つ成分が数多く含まれていて、これらがフィトンチッドの本体だと考えられている。似たような物質にファイトアレキシンがあり、植物が昆虫に食べられたり病原菌に感染したときだけ生成され、昆虫を遠ざけたり病原菌を殺菌して防御している。フィトンチッドは常時生成されている。

何と!!!植物は戦っている!人間にはごく微量なので毒性はなく、逆に「癒し」や「リラックス」を与え、「ストレス」から解放してくれる。

何故か?

人間がフィトンチッドを吸うとストレスホルモンのアドレナリンの分泌が減る。だから、ストレスから解放されリラックスするのだ!!!

さらに何と!!!がん細胞やウイルスを攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が飛躍的に増加するのだ!

高尾山

この細胞は、1975年に発見され、研究が進められています。体内を独自にパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞などを発見すると、独自に臨戦態勢に入り攻撃する頼もしい性質を持っています。

バランスに満ちた自然界の力を感じる。これまで自分が考えてきた、「知足の精神」「おごりを捨てて、大きな力に感謝すること」が大切だとあらためて感じずにはいられない。

この細胞を活性化させるためには、次のことが必要のようだ。 

①喫煙をひかえる
②適度の飲酒を心がける
③質の良い睡眠をとる
④ムリのない適度な運動(歩く)をする
⑤笑う
⑥充分な休養などでストレスをためない
⑦体温を下げない
⑧薬・抗生物質を乱用しない
⑨バランスの良い食事を心がける

参考:国立研究開発法人 森林研究・整備機構他

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