青空とともに生きる

野川-みんなに愛される小さな川

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① 私が野川を知ったきっかけ

久しく会っていなかった姉を訪ねて、調布まで行ったのですが、姉はかなり弱ってました。「体の調子が悪い。胸のあたりが痛むから検査してもらってるけど原因が分からない。」という。家には荷物がほとんどない。「ほとんど捨てた。」という。本人は癌ではないかと疑っている。でも検査してから何か月も経つのにまだ原因が分からないというのはおかしいと私も思いながら心配していました。姉と話をしていると、「この前の川は大好きなのよ!」「お母さんの旧姓は野川だし、お母さんの実家に遊びに行くと、家のすぐ横を川が流れてた!そう、その川も野川だったのよ!」と本当に懐かしそうに語り始めたのです。もう70歳になる姉は、数年前に亡くなった母のもとに思い出とともに自分の身を任せようとしているように私には思えた。 この川は、いったいどこから流れてきているのだろう?思い立ったらすぐにやらなければ気が済まない私は、水源地を調べた。

② 地図で調べると、どうもJR国分寺駅のすぐ近くの「日立製作所中央研究所」の中らしい P1020847 (800x450)

ネットで調べたらやはりそうだった。自然にわき出ているらしい。本当はそこを見たいけど、研究所の中は入れないだろうから、敷地内のどこから流れ出ているのか自転車で調べに行くことにした。ぐるぐると回ってみたが、JRの線路が近くにありその一帯は道路もなく、通れない。悔しいけど、多分、この線路の側に流れ出ているとしか考えられない。しかも、線路の先は急な坂になっているから、水は地下に入っているに違いない。今度は、その水が出てきている場所を探すことにして、暗くなってきたので一旦捜索終了にした。

③ とうとう発見!

さあ!JR国分寺駅南口の方角に行ってみよう!しかし、初めての場所だし、住宅やマンションが狭い道路を挟んでくねくねと坂道で迷路のようになって、行き止まりも多く、困難を極めた。そして、ついに、迷子になった!やけくそになって自転車を走らせたら「姿見の池」にたどり着いた。 ここは、西恋ヶ窪1丁目。今日は、ここから脱出するだけで終わってしまった。 P1020848 (800x450)「恋ヶ窪」は、鎌倉時代、鎌倉街道の宿場町だったという。遊女たちが池に自らの姿を映して見ていたという言い伝えがあり、「姿見の池」となっている。昔は湿地が広がっていた所に、その後、水田が作られ里山としての長い歴史が続いてきたそうだ。しかし、都市化が進み、埋め立てもあり急速に自然が破壊された。そのため、今では、昔の遊水地を再生し整備している。迷ってたどり着いたけど、なかなかいい場所に巡りあって良かった! 後日、再度挑戦。

P1020851 (800x450)「押切橋」を発見。ここは、線路からあまり離れていない。しかし、ここから自転車で水源地に向かって進むことはできない。ここから先に進むしかない。この橋に立てられている掲示板を見て、この川が住民のみなさんに愛されていることが分かった。 P1020888 (800x450)

 

泉町1丁目から長谷戸橋に進む。近くに東京経済大学がある。

 

 

④ 日を改めて姉の所目指して朝早く出発ー晴

もう一度、多喜窪街道に交わる国分寺市泉町1丁目から長谷戸橋まで行く。川に沿った道がないので、用水路みたいな川が流れる方向に見当をつけながら道を探していく。そして、さらに次の橋まで進みます。行き止まりばかりなので、見当をつけて、道なりに進んで行きました。

P1020881 (800x450)P1020879 (800x450)P1020887 (800x450)

⑤ えっ!鞍尾根橋にびっくり!

P1020892 (800x450)比較的広い道路に出ました。周囲を見回してみると、北の方角に橋が見えます。川だ!良かった!近づいてみる・・・。

自転車の方向に進むと鞍尾根坂そして東京経済大学
     P1020893 (800x450)

        南町野川児童遊園(今まで来た方角)→


これは、鞍尾根橋

道路の向こう側に目をやると・・・・ えっ!えっ!えっ!なんということでしょう!! 

P1020894 (800x450)別の川みたいに広くて、大きな木々に覆われた並木道がある。 遊歩道か!両側にある!こりゃ参ったなぁ・・・・。 へへへ。 地図で調べると、この橋を渡ると小金井市になるようです。P1020895 (800x450) 国分寺市とさよならになる。 P1020896 (800x450)P1020897 (800x450) もう道を探さないで大丈夫。気持ちよく走れるぞ!

 

爽快な気持ちでさらに進むと新小金井街道があり、横断する。別にコマーシャルしてるわけじゃないです。たまたまお店が写ってしまいました。 P1020898 (800x450)P1020899 (800x450) 貫井トンネル下の交差点。この坂は北に進むとすごい上り坂になっていて、上りきると小金井警察署があり、その先には東京学芸大学と学生相手の飲食店がかたまって営業しています。さらに行くと小平市になりますよ。 申し訳ないけど、ここでは、姉のことは忘れています・・

 

⑥ もしよければ、ここで地図による確認をしていただきます。

国分寺駅周辺の地図です。この地図から青色の川をずっとたどっていけますよ。概観図でみたりすると良くわかりますよ。 拡大してみてください。研究所から流れ出てる場所が分かります。和泉町1丁目17番のあたりですね。そこから南へ少し行った 所で初めて道路が横切ってますよね。そこが押切橋です。これからもこの地図で確認できますよ。 ちなみに、私は、このような地図を事前に見ることもなく、無謀な探検をしてしまい、道に迷い続けました。お馬鹿さんですよ ねぇ!

地図 ←クリック

⑦ 新小金井街道を横断し進む。あれ?

順調に進んでます。小金井市に入ってからも綺麗に整備された野川が続きました。気持ちよいサイクリングができます。ただし、道路を横断するときは止まって左右確認が必要です。スピードは出せませんよ! なんて考えてたら、あれ?川がない! P1020900 (800x450)P1020901 (800x450)P1020902 (800x450)P1020903 (800x450) 小学校だ!!! 前原小学校 よかった!迂回路看板だ!一安心! この看板によると、ふたとおりの迂回路がある。川はグラウンドの下。地下らしい。このまま、真っ直ぐのコースを行ってみる。右下の写真が今は流れのない昔の野川となっている。かなり川幅が狭いね。道は舗装されてない。ここを行ってみる。 もうひとつのコースは、住宅を抜ける道路だ。 P1020905 (800x450)昔の川の跡を通って小学校の向こう側に出てきた。P1020906 (800x450) う~ん・・・ 緑が綺麗だ! P1020907 (800x450)

ここでも、この川が住民の皆さんに愛されていることが分かる。小学生もこんな緑にあふれた川に守られながら元気に過ごしていることでしょう!


ここから、姉の所までは、順調に何の波乱もなく行けました。 そして、その後も毎月2,3度この道を往復して姉を元気づけに行きました。結局、リンパ腫だったのですが、かなりひどい副作用に食欲もないので、ご飯の保温ジャーで黒にんにくを作り、食べてもらいました。いつも喜んで待ってくれてます。今も副作用の影響で体にいろんな異変がありますが、とりあえず、がんの影は消えていて、一安心です。


⑧ 広大な緑の景色が・・・・・・!

P1020908 (800x450)目の前に現れた広大な景色にびっくり! ここは都立武蔵野公園です。 概ね公園の真ん中あたりにさしかかると、川から北側が小金井市、南側が府中市(多磨町3丁目)となります。本当に広い自然公園ですよね。(近くには、府中運転免許試験場がありますよ。) この大自然に圧倒されていると、線路の高架が見えます。西武多摩川線です。 P1020912 (800x450) P1020911 (800x450) P1020910 (800x450) この高架をくぐると、またまた、出現!何が?また公園だよ! 今度は何?看板に都立野川公園と書いてある。じぇじぇじぇ!(もう古い?) P1020909 (800x450)広い! 概ね川の北側が小金井市、南側が調布市になる。ただし、地図を見ると、境界線が川の流れに沿ってジグザグに両市を分けている。 真っ直ぐにできなかったの? 都立武蔵野公園は南側で東八道路に面してるけど、都立野川公園内は真ん中を通ってるので、歩道橋で公園の南北を行き来するようになっている。(野川公園の北の方角には近くに国際基督教大学があります。)P1020914 (800x450) 四季を通じて、色んな景色を見せてくれる公園、最高! 休日には、多くの人が、自然散策、ジョギング、ウォーキング、野球、サッカー、ゲートボール等、色んな楽しみ方をしています。 いろんな生き物が暮らしている。   P1020916 (800x450) 野川公園一之橋を南側に渡り、東八道路をくぐり、公園を後にします。ここから三鷹市になる。

 

⑨ 調布飛行場に立ち寄る

調布市は、都立野川公園の南側一帯から調布飛行場まで南へ細長く続き、その先広がっていきます。ですから、三鷹市に出たものの、また、調布市内に入っていきます。公園を出てすぐ西側に調布飛行場、東に国立天文台(三鷹市)があります。ちょっと、飛行場に寄ってみました。 調布飛行場のさらに西側には、味の素スタジアムがあります。こじんまりとした、のどかな飛行場でした。

スライドショーには JavaScript が必要です。

P1020917 (800x450) 御塔坂橋

⑩ カワセミが・・・・

御塔坂橋、馬橋へ、そして京王線をくぐる たくさんの橋を越えながら進みますが、公園からカワセミを多く見かけるようになります。

いつか山奥に行って、清流でカワセミを撮影したいと思っていたら、こんな都会でカワセミを撮影できるなんて思ってもみませんでした。

 

人々の暮らし、鳥たちのさえずり、樹木、草花、すべての命を育み流れる野川。決して大きな川ではなく、むしろ水量は少ないけど、安らぎを与えてくれる。 この道は、ひょっとして、私の両親が生きた昔の時代に戻る道ではないのか?「野川」という名前が私をそんな気持ちにさせる。私の未来は、過去に向かっている?60歳を迎える私は、自転車をこぎながら、そんな感傷にひたる。 カワセミは、昔いた場所を人間に汚され山に逃げ込んでいたけど、最近やっと戻ってこれたんだね!許してくれるだろうか? 改めてこの道の先にいるかもしれない私の親に感謝したい。そして大地や空の大きな力に感謝したい。そして有難うと言いたい。

<いつか多摩川に合流するところまで続けたいと思っています>

ついに見つけた!野川の水源地!感動!野川ーみんなに愛される小さな川-2 をお読みください。

 

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