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アトピー性皮膚炎追及#7皮膚・体の状態

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7 皮膚・体がどういう状況になってるのか?何が考えられるのか?

(1)「皮膚のバリア機能の低下=角質層の機能低下」が起きている。 

表皮は、外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなる。角質層は角質細胞が折り重なり、その細胞の間にはセラミドなどの細胞間脂質で満たされていて、水分保持や外部刺激から皮膚を守る役割がある。水分は、角質細胞内のNMF(アミノ酸などの天然保湿因子)などによって保たれている。 セラミドなどの細胞間脂質が不足し、角質層の細胞の配列が乱れると、水分が外に出ていき、水分保持機能が弱まる。カサカサな肌の状態だ。アトピー性皮膚炎の方は、セラミドが健康な方の肌と比較して約30%ほど少ないらしい。セラミド生成機能に支障があるとされている。ともかく、バリア機能が弱まり、アレルゲンなどの物質の侵入も容易に許してしまう。皮膚の油分は非常に大切なのだ。 日常生活で注意すべきは、肌をゴシゴシこすらないことだ。肌を傷めないように泡で汚れを落とすように心がけることだ。多くの人は、下着と服を着て生活している。石けんの泡の力だけでも十分に普段の汚れは落ちる。さらに油分を除去する働きのある洗剤等で合成界面活性剤が使われている場合は必ず手袋を使用したいものだ。合成界面活性剤(互いに違う物質をなじませる効果がある)が油と水をさっとなじませ油汚れを落とす。私は肌にとってこの物質は危険だと思うので使用しない。

重要な問題は、何故、アトピー性皮膚炎の患者はセラミドが少ないのかということだ。私はこの時点でまだ明確な理由が探せていない。ただ、どうしてもいつも頭に浮かぶのが、DNAの転写・翻訳の過程で起きる異常のことだ。この時点で私は、タンパク質!酵素の異常発現が関係しているのではないだろうか?と考えてみた。

(2)「免疫機能の異常=アレルギー」が起きている。

免疫の働きを持つ白血球には、「顆粒球」と「リンパ球」がある。顆粒球は体内に入ってきた細菌などの異物を取り込んで消化分解する働きがあり、リンパ球はウイルスなど小さすぎて顆粒球には処理できない異物(抗原)を、免疫の力で処理する。顆粒球とリンパ球の通常の割合は約60対35。 顆粒球は交感神経が優位のとき、リンパ球は副交感神経が優位のときにそれぞれ増加する。通常の割合を越えて顆粒球が増えすぎると粘膜に炎症を起こしやすくなり、リンパ球が増えすぎるとアレルギーを起こしやすくなるそうだ。つまり、顆粒球とリンパ球の割合とのバランスを崩さないようにしたい。 自律神経とは、体のさまざまな機能を自動調節している神経で、緊張、興奮、行動などの活動時には交感神経が活発になり、リラックスなどの休息時には副交感神経が活発になる。そして、はるか古来の昔から、人間本来の体内時計、生体リズムによって、働く好ましいタイミングがある。例えば、夜暗くなると副交感神経が優位になり眠くなる。しかし、生活の乱れは、夜に交感神経を優位にさせることが多い。ここでバランスを崩す。 アトピー性皮膚炎の場合は交感神経優位の状態の人が多いと思われます。こういう状態が続けば、自律神経のアンバランスが免疫機能にも影響を与える。 (私が最初に読んだ図書ーアトピー治療革命にはこのことが詳しく説明されていた。)

(3)新たな発見
(1)(2)の他に原因が考えられることを知り、びっくりした!

「腸の免疫細胞の暴走」が起きている。
NHK番組「 シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク」や理化学研究所 報道発表資料から腸の働きを知ってびっくりした。「原因不明」という4文字が消えた!と思った。記事にしてまとめている。
腸は第二の脳 腸内細菌と免疫細胞が全身を守る参考リンク先

免疫細胞は、侵入した細菌等に気づくとメッセージ物質を放出し、腸の壁が受け取り、殺菌物質を出す。 絨毛の中のある一部分に絨毛のない箇所がある。ここから善悪両方の細菌やウイルスを取り込んでいる。ここは、免疫細胞の訓練場だ。ここで有害な病原菌であるかどうかを判断する訓練が行われ、戦う能力を身につけている。その後、腸から体内の血液により全身に移動し外敵と戦う。しかし、その働きがおかしくなると食物アレルギー、喘息、花粉症、リウマチなどいろんな病気等を引き起こす。 特に近年、普通の異常ではなく、免疫細胞が暴走する事例が見られる。自分自身の細胞を攻撃してしまう。重度のアレルギーは、自分が発する汗や涙にさえ反応する。食物・洗剤・薬・シャンプーなどにも反応する。脳の細胞を攻撃して「多発性硬化症(手足のしびれ、ふるえ、歩けなくなる)」を引き起こす。私はアトピー性皮膚炎もそうではないかと疑っている。

研究の中でクロストリジウム菌が少ないと免疫細胞が暴走する傾向がみられることが分かってきた。そして、食物繊維がクロストリジウム菌を育てるのでは?と考えられているが、解明が待たれる。長い長い食生活の中で、腸が最善の栄養の取り込み方を創り上げ、様々な腸内細菌が病原菌やウイルスと戦ってきたが、戦後の食生活の激変は、これまでの長い歩みと成果・防衛の仕組みを根底から揺るがすことになっているのではないか?そして、何故、免疫細胞が暴走する事例が急激に増えたのか?これも食生活の激変によるものなのか?身の回りの生活環境物質の影響はどうなのか?答えはすでに明らかになったと思われるが。そこらあたりも研究が進むことを期待したい。 原因として考えられることとして腸のことを記述していた図書の内容は正しかったと思った。若い僧侶が修業生活に入り、お寺で生活するようになって、アレルギーやアトピー性皮膚炎が治ったという事例がある。非常に興味深い。

皮膚細胞が独自に女性ホルモンを合成
続けざまにびっくりしたのは、”皮膚細胞は独自に女性ホルモンを合成し、 それが皮膚細胞の活動を制御している。”という研究報告を目にしたことだ。
まとめてある。
皮膚細胞=独自に女性ホルモンを合成参考リンク先

皮膚細胞が独自に女性ホルモンを合成しているなんて、びっくりした。そしてそれが皮膚細胞の活動を制御しているとは!!!また、エストラジオール(E2)の作用サイトの候補として、ERa、 ERbという2種類の受容体があるという記述には、本当にびっくりした。皮膚の健康的なうるおいの制御が皮膚自身でも行われているなんて。
皮膚の細胞が女性ホルモンに大きな作用を受けてることは、今までの考え方が間違いないという自信につながった。

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